2018年06月25日

もう少し早かったら

もう少し早かったら


とある患者さんが来院された

入れ歯の具合が良くないという

見てみると右下の奥が赤く腫れ上がっている

入れ歯の縁が擦れてあたっていた

肉の塊になっている


これは・・・・腫瘍ではないのか?


1日目は動揺させないように入れ歯を削って
あたらない様に調整して消炎処置をした

2日目に患者さんに大学病院でみてもらったほうが
良いでしょうと説明して紹介状を書きました


患者さんはかなり渋っていたのですが
まじめに病院へ行かれ

数日後には手術ということになった

大学病院から手術は無事終了しましたとの
手紙をいただいて
ああ良かったと思っていました

それから数ヶ月ほど経って
奥様が来院され

「昨日主人の葬式しました」



すでに全身に転移しており
病院ではほとんど寝たきりだったそうです

8年ぶりの來院で見つかったときはすでに
そんな状態でした

もう少し早かったら


長期間合っていない入れ歯が腫瘍の原因になることは
我々の間でもよく知られていますが

一般の方はそうでもないと思います

口の中の癌は食事ができなくなることが
多いので、(とても辛いです)早めに見つかるよう

定期健診してみてください



posted by nob at 00:00| Comment(0) | 口腔外科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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